テレビで腸活レシピの紹介でヨーグルトをグラタンみたいにオーブンで20分くらい焼き上げていましたが、ビフィズス菌とか全滅しないの?

テレビの腸活レシピでヨーグルトをオーブンで20分も焼いているのを見ると、「せっかくの菌が死んでしまうのでは?」と疑問に思うのは当然です。

結論から言うと、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌は、その加熱時間と温度であればほぼ全滅(死滅)しています。

一般的な乳酸菌やビフィズス菌は熱に弱く、60℃で数分、70℃以上になれば数十秒で死滅してしまうため、オーブンで20分も焼けば生きて腸に届くことはありません。

しかし、ここからがポイントなのですが、「菌が死んでしまったら腸活の意味がない」というわけではありません。 死んだ菌にも優れた腸活効果があることが分かっています。


死んだ菌(死菌)でも腸活になる理由

生きた菌(プロバイオティクス)だけでなく、死んだ菌も「バイオジェニックス」「プレバイオティクス(菌のエサ)」として腸内で重要な働きをします。

  • 免疫細胞を活性化する死んでしまった菌の「細胞壁(体の殻)」などの成分は、腸に届くと腸内の免疫細胞を刺激し、免疫力を高めるスイッチを押してくれます。
  • 善玉菌のエサになる死んだ菌の体そのものが、元からあなたのお腹の中に住んでいる「マイ乳酸菌」や「マイビフィズス菌」の優良なエサになり、彼らを増殖・活性化させます。
  • 有害物質を吸着して出す死菌の体壁には、腸内の悪玉菌が出した毒素や余分なコレステロールなどを吸着して、体外へ排出を促すサポート効果もあります。

焼いたヨーグルトの栄養的なメリット

菌の生死以外にも、ヨーグルトを加熱(あるいは水切りしてグラタン風に調理)することには大きなメリットがあります。

  • タンパク質やカルシウムは壊れない熱に弱いのは菌(生き物)であり、ヨーグルトに含まれる豊富なタンパク質、カルシウム、ビタミン類などの栄養素は加熱しても壊れず、しっかり摂取できます。
  • お腹を冷やさない冷たいヨーグルトを食べるとお腹が緩くなる人でも、温かい料理として食べることで胃腸に負担をかけずに栄養を吸収できます。

まとめ

テレビのレシピは、「生きた菌を届ける」という意味では全滅していますが、「死んだ菌の成分で腸内環境を整え、かつ温かく美味しい高タンパク料理を食べる」という意味では、立派に腸活メニューとして成り立っています。

もし「どうしても生きた菌を摂りたい!」という場合は、食後のデザートとして別途冷たいヨーグルトをスプーン数杯食べるか、納豆やキムチなどの他の発酵食品を組み合わせるのがおすすめです。

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